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善光寺如来ご縁日 七草法要

2月21日(月) 午後1時半より
ここに一人の男あり。その名を時丸と言う。時丸は、娑婆世界にあって、悪業の日々を送る。ある日、病も無くして頓死し、閻魔の庁に至る。その時、大王声をあらげて「汝、佛法流布の世に生まれながら、一句の法、一行の経をも聞かず、称えず、日夜常に悪業をつくりしは、己が身の不覚なりとしかりたもう。」その御声は、百千のいかずち雷の同時に落ちかかるがごとく響きければ、時丸恐ろしさのあまり、ただただ後悔の涙を流すのみなり。獄卒(獄役人)時丸とつかみて、沸湯の釜の中に投げ入れんとする。その時、不思議なるかなこくう虚空より光明輝き来たり。その光明の内より、じねん自然の声あり。この者は、「一光三尊善光寺如来に結縁せし者なり」と告げたまいける。閻魔大王これを聞いて、不審に思い、冥宮に時丸の一生を調べさせたもう。しかるにその事実なし。その時、時丸大王に申していわ曰く、「私が母の胎内に宿りし時、母が善光寺如来様に詣でし事、たびたびありと、母より聞かされておりました。も若しや善光寺如来の大慈大悲かかるわずかな結縁をも捨てたまわぬや」と申しければ、大王座を立ちて時丸を礼し、そのまま娑婆にもどしたまえり。時丸かえ甦りて後は、信心厚く善行につとめ、めでたく往生をとげたと伝えられた。